西日本被災地ボランティア 〜ヒッチハイク極意編〜
はい!
現在、岡山県の岡山市におりますー!
と言うのも、西日本被災地である真備町へ向かう為でございます。
ボランティア行くんだったら、ヒッチハイクで色んな人と話しながらのんびり向かいたいんだけど
一応、まだサラリーマン(8月末まで)で時間制限(土日月)もあるから大阪までバスで行くことに!
昨日、三重県四日市を出発ー!
最近、四日市と大阪を繋ぐバスができて
3時間2800円で行けちゃうから、なかなか便利!
途中、こんなボッコボコのリムジンを見かけたんだけど
やばくね?乗り捨てされたらしい。ガラスとか割られてるし。笑
で、大阪駅に到着ー!
1年ちょい住んでたから、思い出があって懐かしい。
人通りと車通りが多過ぎて、一駅隣の十三駅へ!
ダンボール拾って、半分に切って、目的地書いて
完成!
日陰のスペース貸してくれたおっちゃん、サンキュ!良い休日をーー!
ってことで、久しぶりにヒッチハイク開始!
ルートは、2パターン。
①渋滞の車通りの多い神戸パターン
②ちょっと中入った裏パターン
人通りが多すぎて②を選択。
けれども
スタートして30分経っても一向に捕まらん。
30分を目処に、やり方とか場所を変えるタイミングなんだけど
まじで捕まらん。てか、暑い。
途中でバイクのおっちゃんが『頑張れよ!』ってカフェラテくれました。ありがとう!(笑)
それもそのはず、当時気温も38度。
そりゃ心配するわな
その後も、1時間経っても捕まらず
初っ端悔しがってたら
麦わら帽子のおっちゃんが現れて
『暑いから飲み物奢ったるわ!』って言って
自販機連れてってくれると思ったら、
行きつけのカフェに連れてってもらい
おばちゃんたちにちやほやされました。
お弁当頂いたり
お小遣いくれたり(2000円)
めちゃくちゃ心に染みたなぁ。
その後、おっちゃんが教会連れてってくれて
牧師さんとも話したりして
沢山の応援で気合入ったところで、
ヒッチハイク再開!!
けどまーーじで捕まらん!
実は、その日は花火大会で来る人は多いけど出る人は少ないらしくって
もーー諦めて①の車通りの多い道へ!!
そして通りすがりの笑ってくる中学生たちにも無理矢理手伝わせる。
変な兄ちゃんいたなーって存在になってくれれば、いつか可能性が芽吹くと信じて。笑
人海戦術のお陰か、やっと1人目!!
貿易会社に勤めてるお兄さんで、仕事の買い出し途中だそう!
距離的には短いけど、ここを抜け出せたのはデカいぜ!!ナイス中学!
次は、運輸のおばちゃん(東京で息子も含め飯食う約束した。笑)
おばあちゃん家の、リフォーム修理待ちの夫妻に拾われ
通りすがりのお姉さんから、気をつけてね!
って100円もらって(100円なのに、なんか重みが違う。)
5人子供がいる、教育熱心でかっこいいパパに拾われて
本当に良い話が聞けた。
引き出しを持つことってすごく大切で
何か自分がやったことある、できることがあれば
それを子供がやろうとしてた時にアドバイスもできるし、子供の気持ちをわかってあげられる。
子供の時に色んな経験を一緒にすれば、大人になった時に
「そーいえばあれやったことあるな。」って行動に一歩踏み出す勇気が持てる。
なので、自分の好きなことに子供も巻き込んで
一緒に成長して行くパパになりたいと思った!
と、次は神戸花火大会の為に友達を迎えに行く方に拾われたり
トントン拍子で、あと1時間半。次で岡山に到着できる!!と思いきや
ここからまじで捕まらん。
車少ないパーキングエリアに降りちゃって
神戸・岡山2パターンしかないのに、全然捕まらず
踏ん張ること3時間。
未だ、捕まらず。
時間も既に20時。
歩いて外も行けないし、どうにか車を捕まえないとここを抜け出せない。
コンビニから出る人に話しかけても、乗せてもらえず。
3時間半経過。
腹も減ったし、疲労困憊。
車も少なく、夜だから怪しくて尚更乗せてくれない。
流石に、やばい。
けど、絶対に上手くいく自信が常にありました。
多分経験なんでしょうね。
ある時は、大雨の中
2時間以上やってたこともあったなぁ。
すると、
「お兄ちゃん、どこまで行くん?」
っと声かけてもらえ、
「岡山です!」
けど、正直ここから抜け出せたらどこでも良いです!
「じゃ、乗ってっていいでー。」
「ありがとうございます!!!きたああああ!!!」
車に飛び乗り、色々話をししていると
「今まで、怪しい人とかいなかったん?」
「そうですね、みんな全員良い人でしたねー!」
「そうなんか、でも気をつけてな。こうやって良い人そうなツラして乗せておいて、実は危ない人とかもいるかも知れんで」
「ちなみにな、俺。」
「ゲイやねん。」
急に、車中でゲイであることを告白され
「あ、そうなんですか!(うおーーー。これは、まずいか?)」
経験が増えて、僕も不用心になっていたのか軽い気持ちで付いてったことに
反省すると同時に、どうこの場を逃げ切るかで頭がいっぱい。
だけど、話ししていく内に
少しやばいけど、危険な人ではないことに気づき
そして、僕も友達にLGBTに悩む友達もいたので相談に乗ることに
「Lesbian」(レズビアン、女性同性愛者)、「Gay」(ゲイ、
男性同性愛者)、「Bisexual」(バイセクシュアル、両性愛者)、「Transgender」(トランスジェンダー、出生時に診断された性と自認する性の不一致)の頭文字をとり、セクシャルマイノリティーの一部の人々を指した総称。 コトバンクより。
で、気づいたのが
「こう在るべき存在という一種の例がないと秩序が崩れる可能性があるのではないか」
ということ、
例えば、ゲイであることを周りに伝えても何もメリットはない。
むしろマイナスの面の方が多い、特にこの単一民族国家の日本は。
だから、自分の中で誰にも言えず悩み続ける。
周りにいたとしても気づかない。言えない。
故に、自分の中での葛藤が大きくなって
人間としての秩序が崩れる時もあるのではないか。
つまり、「人間として何をするかわからない状態。」
もし仮に、ゲイという存在が一般的に自己表現の一種として、認められれば
恐らく、自分の中での葛藤を適度に発散され、共通の者同士が繋がりやすくなる。
だから、LGBTの文化が根付いていない、この国はとても生きづらいと思う。
ってことで、そんなことを話ししていると
岡山駅に到着ーーーー!!ありがてぇ!
話し弾んだお陰で、ここまで連れてきてもらえたー!
ヒッチハイク1番の魅力は
『日常生活で出会わない人に出逢えること。』
きっと一度きりの時間、偶然のタイミングで出逢えて限られた短い時間。
誰からも聞かれることなく、のんびりと車を走らせながら様々な人生を語ってくれる。
正直、今の時代お金の節約にはそんなならないし、時間の無駄。
ある意味、移動という面で見たら非効率極まりない。
けれど、ここには
計画された偶然によって出逢える人がいる、聞ける話がある。
なんだか、ヒッチハイクって改めて素敵だな。
って思えた初日。